ソース管理はこれまで d: の下に転がしてるだけでしかなかったので、ちゃんと整理していく事にする。この20年間、提案から設計、納品メンテナンスまで一人でやるプロジェクトばかりやってきたので、ろくにソース管理していなかった。今そのツケを払う。私の本職はプログラムマネージャーであり、ブリッジSEなのだが。提案書や紙細工で提案するのが面倒で、いつも「完成してる試作品」を提示する癖がある。だがそれがみなさんに支持されたおかげで、この「ひとりスタイル」が定着してしまった。別にチームワークが嫌いなのではない。実現性のない提案はしたくないから、提案時に完成させてしまうのだ。
勿論、ソースコード管理の経験はある(笑。Microsoft 時代、Windows と Office の Source Depot へのアクセス権を持っていたし。自席のPCにWindows と Officeのソースコード全体のクローンも持ってた。Office の製品リリース間際では、ソースのチェックインの許可をもらうために、日本時間午前3時から始まるオンライン会議に出席してトリアージに参加し、チェックインの許可をもらうという、生活サイクルが滅茶苦茶になってた時期も長かった。 私は2013年に Microsoftを辞めている。
初期化する
d:\src\git-root\ フォルダを作った。Git for Windows はインストール済で、アカウントやメールアドレスは設定済だ。
今回は graph-api を操作する PowerShell スクリプト一式などをまとめておこうと思うので、「D:\src\git-root\powershell-graph-api」にレポジトリを作る事にする。
「git init」で初期化する。
管理の対象となるファイルをエクスローラーからドラッグドロップして突っ込む。今回は、最近書いた Graph API を使って SharePoint Online にファイルをアップロードするデモスクリプトをアップロードしてみる。
何をやっているか分からないファイル名ばかりなので、F2 キーをおしてファイル名を変える。
左の Source Control ボタンを押すと、変更一覧にレポジトリに突っ込みたいファイル一覧として表示される。
全部まとめて、Stage Changes する。
今度は「Staged Changes」にこれらが移動する。「Message」の中に、コミットの際のコメントを入れる。「Commit」を押したら、今度は更に “Publish Branch” を押してみる。
既定のブラウザが開き、GitHub の認証ページが開かれる。
アップロード開始
Private なのか Public なのか尋ねられる。まだとても公開できる代物ではないので、Private にしておく。
どういう訳かこの後、エラーが出て怒られた。仕方ないので、Sign Out し Turn on Cloud Changes..を選んでサインインしなおしたら、今度は “Publish to GitHub …. ” が成功した。
ということで、めでたくリモートレポジトリにアップロードされた。
スクリプト中には、もろに Azure にアクセス可能なキー情報などが含まれているので、とても公開できない。
次回は、これらの情報を削除する編集を加え、メールでレビュー依頼を受け、マージするなどをやる。