10年前のMacintosh mini (Mid 2011)で アプリを作る (2)

なんでいまさら学習を始めたのか

12年前に Mac mini を買って、早々に iPhone アプリの開発をあきらめた最大の理由は、Objective-C という開発言語に対するストレスと抵抗である。以下は、Objective-C で書かれたプログラムのソースコードだ。非常にみにくい。括弧などの記号が多すぎる。

Macintosh のアマチュア向け開発環境の Think Cも私は手を付けられなかった。STLを駆使したC++ で書かれたソースコードの方がずっとわかりやすい。そうやって抵抗しているうちに、Swift 言語が新しい iPhone アプリの開発言語として登場した。以下は Swift で書かれたソースコード。とてもみやすい。

私個人は、N-BASIC -> Z80, x86 アセンブラ -> Turbo Pascal -> C/C++ (SunOS 4.1) -> Object Pascal (Delphi) -> C# の順でプログラミング言語を学習してきたので、系譜として “Smalltalk”を起源とする言語に深い親しみがある。Swiftはまさに Smalltalk の系譜上にある言語だ。そのうちまっていれば、Object-C が廃れるとみて、iPhone アプリの開発はその廃れ具合を見極めてから始めようと思った。そして、2023年現在になって、ようやく Objective-C が息絶える途上にあると確信が持てるようになった。

 

Swift による最初のプロジェクト

Apple の開発環境 Xcode には、iOSデバイスでの実行を意識せず、純粋に Swift 言語を学習するためのモード “PlayGround” がある。以下はそれを試した手順だ。こんな簡単な検証でも私は操作でつまずいたので、各手順を記事に残す。Xcode を起動したら、「Get started with a playground」をクリックする。

iOS の 「Single View」を選んで「Next」をクリックする。

“PlayGround” フォルダを作り、その下に「test01」という名前で保存する。

直後からプロフラムが起動しているのだが、一向にどこに表示されているかわからないので挫折する。Google で検索すると、この時点でつまずいた人が散見される。

そんなときは、下図赤線で指した二か所をクリックすること。プロジェクトツリーと、実行状態が表示されるようになる。あっさり解決。。

もし実行状態の画面が表示されない場合は、一旦 Xcode を終了し、ターミナルで “XCPGDevices” の中にあるファイルとフォルダを全削除するとよい。削除が不安であるなら、これらを一旦別なフォルダに移動してから Xcode を起動すること。

Playground 実行中は、左側のソースコードの修正が即座に右側のライブビューに反映される。私はこの環境でしばらく Swift 言語の仕様を学習する事にする。

学習に使う書籍

Kindle Unlimited に、ちょうどいい本が二冊あった、これらを一旦通してやってみる。

https://www.amazon.co.jp/dp/4800711843 詳細! Swift 4 iPhoneアプリ開発 入門ノート Swift 4 + Xcode 9対応

https://www.amazon.co.jp/dp/4839964394 ゼロから始める超入門 はじめてのプログラミング ~AppleのSwiftでiPhoneアプリをいちから作ろう

二冊とも 2017年に刊行されている。後者は Xcode 8 について書かれているが、超入門の視点で書かれているので読み通しやすい。前者は他の言語の開発経験がある事が前提のようだが入門レベルだ。

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